今日の戯言(ABU500シリーズメンテ)

9266 ABU500メンテ

先日、ひょんなことからABU505のワインドカップのメンテの依頼を受けました。

予備の部品もあるとのことだったので一式送っていただいたおかげで、

あっさりと直すことができました。

やはりABUの500シリーズやアブマチックは、

この部分が一番面倒ですからメンテの二の足を踏んでる方も多いと聞きます。

ということで参考までに簡単にネタにしたいと思います。

 

今回は508の予備を用いました。

ピックアップピンはあらかじめ外しましたが、つけたままでもできますよ。

 

っでまずワインドカップの下にスペーサー代わりにナット(M10くらい)を置きます。(必ずしもナットである必要はありません)

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センターのピンが下がらないようにするために置きます。

 

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センターのピンの真下にくるように置きます。

 

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バネをつまんで押し下げながら、Eリングをスライドさせて外します。

ぼくは不要になった精密ドライバー(ー)を使っています。

別名、ロケット発射台と言われているように、バネを十分に押し下げておかないと、

はずみでEリングが吹っ飛んでいくので、慣れないうちは大き目なビニール袋をかぶせて作業すると紛失事故(?)を未然に防ぐことができます。

 

ちなみに、下の写真の黄色部分に精密ドライバーを引っ掛けてスライドして外します。

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Eリングの内側(黄色部分)にドライバーを引っ掛けて外します。

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無事にばれました。

 

次に組立です。ばらした以上は組み立てないといけませんからね(^^;

 

バラした時と同じように、スペーサー代わりにナットを置き、その上にワンドカップを乗せます。

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先の細いラジオペンチが便利です。

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バネの直径が狭い方がEリング側です。

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バネをつまんで押し下げながら、Eリングをセンターピンの溝にはめ込みます。

Eリングは最後までしっかりはめ込みましょう。

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作業完了です。

Eリングを外したりつけたりする時が一番緊張しますが、慣れると難しい作業ではないので、ぜひチャレンジしてみてはいかかでしょうか?

 

あそうそう、Eリングを発射して紛失してしまっても、当方は責任を持てませんので、

あくまで自己責任でお願いしますね(笑)