今日の戯言(昭和チックな…)


7629 スパカツ
今日はいとこの7回忌法要でした。
12歳も歳の離れた兄貴みたいないとこが逝って早くも丸6年
高校入学のお祝いに、泉谷のスパカツをご馳走してもらった記憶がよみがえってきます。

思えばあん時は若かったよなぁ(当り前)

今となっちゃぁスパカツなんて、体調いい時でしか注文できねぇモンなぁ(遠い目)



7628 ABUオートシンクロドラグのお話
えー、コホン!
今日のお話は、ほとんどの一般的なアングラーさんには関係のないネタですので、
興味のない方はとっととスルーしてくださいネー(^^ゞ

と前フリはこの程度にしておいて、今日は、ABU500シリーズやアブマチックにおけるオートシンクロドラグについてご説明します(笑)
名前だけ聞くとカッコいいんだけどね(ボソッ)


まずはこの部品図で説明します。

見づらい方はこちらを参照ください →http://www.geocities.jp/abu_1044/500buhinzu/507/nob507.jpg
(NOBさん、無断借用スマソ)


ドラグノブ(#6813)を締め付けると、#9055と#9669(NOBさんの図では#9318)の摩擦力が強まる。という構造になっています。
間に挟まっている#9063はブレーキシューみたいなモンだと思ってください。


ということでドラグノブの締め込みを緩めることによって、ハンドルを回し続けていてもラインは出ていきます(結論)



7627 ABU…その2
と言っちゃうと話はそれで終わってしまいますので、もう少しだけ…
取説では、ドラグノブ(#6813)を目いっぱい締め込んだところから、1、2回転緩める。と書いています。
この状態が、一般的なドラグの初期設定となります。
↓の写真はわかりやすくするため、ノブを3回転ほど緩めて、#9020(NOBさんの図では#9062)との隙間を大きくしています。



っで通常の釣りにおいてはハンドルを回しているわけですから、下の写真の状態になります。



見てわかるとおり、#9020(NOBさんの図では#9062)とドラグノブの隙間がなくなっています。

ということは、通常のおさかな釣りにおいては、
ハンドルを回すことによって、ドラグノブは右側(外側)へ押し出される格好になるわけです。



7626 ABU…その3
っでそのからくりは、ハンドルの形状にあります。



この山なりになっている部分で、#9020(NOBさんの図では#9062)を押し上げているわけです。
また、ハンドルの穴の形状も、キチンと遊びが与えられていて、ホントによく考えられてます(感心)

といわけで、ハンドルを回すことによって、ドラグノブと直結されている#9055と、
メインギヤ#9669(NOBさんの図では#9318)の摩擦力がさらに強まり、ドラグにロックがかかるというわけです。



7625 ABU…その4
ハイハイ、能書きはその程度にして、この辺で簡単にまとめますね。


ハンドルから手を離した状態 → ドラグの初期値
ハンドルを回した状態 → ドラグがさらに締まる状態
もっかいハンドルから手を離すと、バネ力でハンドルが少し戻り、ドラグの初期値



言い換えると、
最初っからドラグノブを目いっぱい締め込んでいるとドラグはロック。
最初っからドラグノブを目いっぱい緩めているとドラグは緩々ってわけです(^^ゞ


とまぁ長々と書きましたが、最近のハイテク機(←死語?)と比べ、作りが簡単過ぎるし、
ドラグワッシャーの状態とかによっては、ドラグの設定力なんて不安定過ぎてあてにはできません。


要するに、ボクみたいに、ドラグが出るような大きなおさかな相手に500シリーズを使うには、
腕と心眼が必要ってことなんですよね、ハッハー
(←久々タカビ:笑)


【おまけ】


この写真は2010年3月に、508でとった96㎝ですが、この時は(も?)途中ドラグがダハンこいて、水かけながらやり取りしんだっけ(^^ゞ

要するに、こんな古臭いリールを使うには、
マニュアルチックで昭和チックな考え方もってないと使えないかもね!?ってことですかね?(笑)


でもその分、職人気質みたいでカッコいいとも言えますけどね(←すでに昭和チック的思考回路?)


【追記】
大事なこと言い忘れました(^^ゞ
ファイト中はドラグノブは頻繁に締めたり緩めたりしています。
走られそうに察した時はノブを緩めハンドルを戻し、寄せに入る時はハンドルを回し始めと同時にノブを締めこんでいます。
ちょっと前のシマノのリヤドラグ(レバードラグ)みたいなモンですね(笑)


いずれにしてもマニュアルチックです(弱)